2015年3月11日水曜日

3月28日報告者について

佐々木晶二さんは,3月28日の都市的土地利用研究会の報告者です。「防災政策の現状と課題」についてお話いただきます。(一財)民間都市開発推進機構都市研究センター副所長でいらっしゃいます。

佐々木さんの最近の成果は,同機構のネットサイトで見ることができます。
例えば,「平時の住宅政策のあり方と住宅復興政策について(検討メモ)」2015年2月です。

また,佐々木さんは,ブログを作っていらっしゃいます。ブログの趣旨は次のとおりです。
現役国家公務員が、都市計画、防災・復興制度について最先端の情報を提供する。引き続き、各種の専門家やそれに関係する役人とのハブとなる「復興・都市計画コンシェルジェ」を担いたい。なお、意見にわたるものは個人的なものであり所属する組織の意見や立場ではありません。

2013年10月15日のブログには,次のような記事があります。28日の報告が楽しみになります。
自分は、このブログでも、東日本大震災の復興計画、復興事業について、いろいろコメントしてきた。 例えば、
http://shoji1217.blog52.fc2.com/blog-entry-1152.html
 しかし、現実の事業もある程度すすんできつつも、いろいろなもめ事が残っている現状を踏まえて、復興学会では次のようなプレゼンを行った。
 関係者のご批判をお願いしたい。
(1)これまで、復興計画は、事業先行の逆立ちの計画、少子高齢化や人口減少が見込まれていない過大な計画、基盤整備事業が先行して住まいや生業がおろそかな計画、大規模造成により自然景観がだいなしな計画などと指摘してきた。
(2)しかし、現実に都市計画決定がなされ、一部に土木工事が始まっている現在、もう少し現状改善型の政策を考える必要がある。
(3)まず、学会関係者は、復興計画や事業の横断的客観的な分析をお願いしたい。

(4)土木、建築の専門家は、まず、課題に対する今できる改善策、改良策を考えてほしい。例えば、女川町で、URが実施している、地区を限定して先行的に土地区画整理事業を実施、地権者同意をとって土地区画整理区域内での災害復興公営住宅の実施、これも女川だが、宇野健一さんの努力による、造成計画案の自然の丘陵を残した造成計画への変更など、技術的にできることはまだまだあるはず。

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